ビジネスとITの関係

自分のビジネスを育てるためにITを利用するということ

産業や暮らしのIT化は目に見えないところでどんどん進行しています。
今後の世の中に必要とされる職業は、経営者に専門職と技術者、それにマーケティングを含めた営業職、サービス業、機械を操作する作業員というように普通の会社員というのがだんだん成り立たなくなってきます。
役員以外全員営業などという会社も増えてきているそうですが、営業職も制度で守られた分野を除くと使い捨ての傾向が強まり、会社依存で生きていける可能性はどんどん低くなっています。
サラリーマンの副業というのもここ何年か脚光を浴びていますが、副業という意識ではなかなか稼げないのが実情です。
それぞれが経営者の自覚を持つことが求められています。
そもそもビジネスとは「商売」ですから商うものです。
IT萌芽期には圧倒的な情報格差があり、それこそ先行者は濡れ手に粟というような儲け方がありましたが、大手企業もどんどん参画し情報が均質化するに従い一攫千金的なビジネスは成り立ちにくくなっています。
情報ビジネスの世界ではまだまだ不当とも思える情報格差を利用した高額なモデルが存在しますが、それも長続きしないのではないかと予測されます。
そこでこれから自分のビジネスを始めようとする人は長期的に商うという視点が不可欠です。
それは世の中が潜在的に求めていて満たされていない分野の需要を開拓することです。
単にネットの世界で完結する閉鎖的なものではなくてもっと普遍的に人々の仕事や暮らしに役に立つものでなくてはなりません。
価格比較サイトや保険の紹介システム、車の買取一括査定などもITの普及という環境の中で比較検討できるという消費者のメリットを前提に紹介するというシステムですが、消費者にとっては便利になる反面、画一化を招きかねないという危険もあります。
ITを利用したシステムがコンピュータの世界のように世の中を記号化してしまうということです。
それに対してレヴューや消費者の声というものの価値が高まっているのも見逃せません。
IT化された世界に消費者が無意識的に反発を覚えているためかもしれませんし客観的な評価というのが価値を持っているという真実でもあります。
ITを利用した商売を考えるならこのあたりは外せないポイントといえます。
既存の商売もどんどんITを取り入れている現在、最初からITを取り込んだ仕組みを考えることが不可欠な要素です。